2018年2月にはAdsenseで「自動広告」が登場しましたね。
自動最適化で勝手にサイト内にAdsense広告が挿入されるので、完全に管理が必要なくなり便利に。
自分のメインサイトは「Adsenseは添えるだけ」だったのですが、自動広告に切り替えたら収益が40%ほど伸びました。
さて今回はAdsenseのダブルレクタングル広告をPCビューとスマホビューで切り替えて収益を上げようという方法です。
【このページのもくじ↓】
AdsenseはダブルレクタングルがPCビューでは最も収益率が高いかも
Adsenseで最も収益率の高いと言われる338×280のレクタングル広告(大)ですが、サイトによってはPCビューでは336×280を横に2つ並べる「ダブルレクタングル」を採用しているところも多いです。
事実ダブルレクタングルは最も収益率の高い336×280が2つになるので収益率アップしたという話も結構聞きます。
しかしダブルレクタングルはスマホデビューだと邪魔
しかし上記のAdsenseのダブルレクタングルだと、PCビューでは横に2つ並んで問題ないのですが、レスポンシブデザインのサイト(最近の殆どのブログがWordPressのレスポンシブ対応テーマを使っている)の場合には、回り込んで縦に336×280のAdsense広告が2つ並んでしまいます。
2018年時点でAndsense広告が1ページの上限などの規制が緩和されたとはいえ、ユーザー目線でもハッキリ言って縦に2つは邪魔です。いくら収益率を上げたくても広告ギラギラ過ぎます。
スマホビューは1つ、PCビューは2つのAdsense広告を表示する方法
という事でAdsense広告を
- PCビューの場合:336×280のダブルレクタングルを表示
- スマホビューの場合;300×250のレクタングル広告を表示
という風にユーザーがどのデバイスからアクセスしているかで、自動切換えするように書きましょう。
<p><center>Sponsored Link</center></p>
<center>
★ここにスマホビュー用のAdsense広告コード★
</center>
<?php else: ?>
<p><?center>Sponsored Link</center></p>
<table>
<tr>
<td><?center>★ここにPCビュー用Adsenseコード(左)★</center></td>
<td><?center>★ここにPCビュー用Adsenseコード(右)★</center></td>
</tr>
</table>
<?php endif; ?>
どこに書くの?phpはショートコードでは機能しない
ただ上記のコードはphpで「スマホビューの場合」と「そうでない場合」を判断しているのですが、このphpコードはショートコードなどでは機能しません。
例えばWordPressの有名どころのプラグインで言うと、
- Master Post Advert:moreタグ直下に設定したコードを自動挿入するプラグイン
- Post Snippets:複数のショートコードを設定登録し、記事投稿画面から呼び出せる
などが自分もよくお世話になっている便利なショートコード系のプラグインですが、これらのプラングインに上記のphpの分岐のコードを記載してもうまく機能しません。
そこで…
直接function.phpへmoreタグ直下に挿入する関数を書く
「先ほどのPCビューとスマホビューの分岐phpコードを、moreタグ直下に自動挿入する」という記述をFunction.phpへ直接関数を書きます。
Function.phpが何なのかなどは割愛しますが、記述をミスすると画面が真っ白になってサーバーから書き換えないといけないので慎重に。
このサイトの最初のh2タグの前にも設定してありますが、Function.phpには以下を記述しています↓
/* moreタグ直後にアドセンスを表示 */ add_filter('the_content', 'adMoreReplace'); function adMoreReplace($contentData) { if (is_mobile()) { $adTags = <<<EOF <center><p style="margin:0;font-size:90%;">Sponsored Link</p></center> <center>★Adsense_300×250★</center> EOF; } else { $adTags = <<< EOF <center><p style="margin:0;font-size:90%;">Sponsored Link</p></center> <table style="margin:0;"><tr> <td>★Adsense_336×280_左★</td> <td>★Adsense_336×280_右★</td> </tr></table></center> EOF; } $contentData = preg_replace('/<span id="more-[0-9]+"><\/span>/', $adTags, $contentData); $contentData = str_replace('<p></p>', '', $contentData); $contentData = str_replace('<p><br />', '<p>', $contentData); return $contentData; }
コードの参考:記事上部のmoreタグにアドセンスを挿入する方法【PC・スマホ切り替え】
スマホビューでも336×280でも良いかも
ちなみにスマホビューの場合の広告サイズは300×250としていますが、336×280で大きすぎて切れてしまうのは画面サイズ4.0のデバイス、つまりiPhone5s以前のモデルのみです。
2018年に入って既にiPhone5s以前を使っているユーザーの割合は減少傾向なので、スマホビューでも336×280のレクタングル広告でもそんなに影響はない可能性が高いです。
『まとめ』Adnsense広告をスマホとPCでダブルレクタングルに切り替える方法
最近ではレスポンシブ対応のテーマを使っている人が多いので、Adsenseで収益率の最も高いと言われるダブルレクタングルを設定すると、スマホビューでは縦に2つ並んでしまうという致命的なデメリットが生まれます。
しかしphpでユーザーのデバイスによってスマホビューとPCビューで表示させる広告数を分岐して設定することで意外とあっさりと解決できます。
また直に書かない場合には、ショートコードではphpの分岐が機能しないので、Function.phpから直でmoreタグ下に自動挿入させる関数を設定して解決が可能です。
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